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サイトで参考にさせてもらった神話関係の史料、文献、論文等。簡単な紹介と、読書感想も兼ねています。随時更新です。 まだ10分の1も終わってません…すみません。
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「堪え忍べ、わが心よ!お前は以前これに勝る無残な仕打ちにも辛抱したではないか。」

――というこのオデュッセウスの言葉を大声で叫ぶと、どんな苦労も乗り越えられそうな気がする。『イリアス』とならぶギリシャの一大叙事詩。なんだか人間の人生の縮図のような物語。一難去ってまた一難。
個人的に思うのは、主人公のオデュッセウスがかなり平凡な男だということ。だから、読む人一人一人が感情移入できる余地がある。『イリアス』みたいに「こいつら全員バケモンだぞ!!」という連中よりも、ちょっと小賢しいだけの平凡なこの男の気持ちの方が、そりゃあ理解できるってもんだ!
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「メーニーン・アエイデ・テア!」(怒りを歌え、女神よ!)

…この一節から始まる、ギリシャで最も有名な叙事詩!そして、古代ギリシャ人が最も愛した歌。個人的には、荒々しく、野性味あふれるアポロンが大好きです。「夜の闇のような」アポロン。こんな形容詞はもう二度とつけられないんじゃないか!?(笑)のちに光の神として崇められるようになっていく彼の原初の姿。
「デルフォイのアポロンを証人に」…この一言でいかにしてソクラテスが死刑になったのか。

古代ギリシャの哲学者プラトンによる、師ソクラテスの裁判の様子を書いた本。これを書いてるプラトンがまずすごい、そしてその彼の語るソクラテスがまたすごい、そして、そのソクラテスの語るアポロンがさらにスゴイ!!
「デルフォイのアポロンを私の証人に立てる」…どうしてソクラテスはこんなことを言ったのか。ソクラテスのアポロンに対する思い。すべてが誇り高く輝かしい!私もこんなことを言えるほどアポロンに愛されてみたい(笑)。

アポロンが言及されるのはたった一か所ですが、それでも私はこのアポロンが一番好き。まさに「理想」という言葉が一番似合う存在。ただ、「裁判記録」のような本なので、法律とかが好きな人でないと読みにくいかも。
保留中のものなど。タイトルのみ
自分用のメモ

 

基本的に、無料で、誰でも自由に閲覧できるサイトを記します。

●Google Scholar
http://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja
グーグル・スカラーは、世界中の学術論文を検索できるgoogleの検索機能です。普通に「Apollon」とか入れるだけで世界中のアポロン論文がわんさか出てくるので面白い(笑)。

●Perseus Project
ttp://www.perseus.tufts.edu/hopper/
くわしくは5月1日の記事をご覧ください。古代ギリシャ・ローマで書かれた本をすべて見ることができるWebサイトです。

●Web-Cat
http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/equalTop.html
ウェブキャットは、日本国内にある日本語・外国語文献が、どの図書館におさめられているかを調べられるサービスです。連想検索もできるので、「アポロン」と入れると、マジメなアポロンから変なアポロンまで検索できます。

●国立国会図書館
ttp://opac.ndl.go.jp/index.html
国会図書館は、日本で出版されたほぼすべての書物をおさめている図書館です。関東圏の人ご用達。誰でも自由に入館できます。

●CiNii
http://ci.nii.ac.jp/
日本国内で書かれた論文を総合的に検索できます。著作権の切れているもの等は、サイト上で内容を閲覧することも可能。

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しかし、外国語文献などは、有料サービスの高度な検索でないと、なかなか全文を読むことはできません。大学やそれに準ずる機関なら、以下の有料サービスを導入しているはずですので、そういう機関が利用できる立場(学生とか!)ならば、ぜひ活用してみてください。

●J-STOR
人文系の論文をかなりの広範囲で全文収録。もちろん、収録されている論文はまるまるWeb上で読むことができます。
●Academic Search Elite
上のJ-STORと似たようなモンですが、こっちの方が収録論文数は多い。
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